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謎が多い発生メカニズム

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様々な観測方法で前兆を

皆さんは、地震による被害軽減の為の取り組みとして行われている「地震予知」について、どの程度ご存知ですか。予知をする上で重要なのは前兆現象をキャッチする事ですが、前兆現象として全幅の信頼がおけるとされているものは大規模な本震前の前震や、大きな余震前の余震活動の低下などがあげられます。地震予知の方法として、GPSによる地形のひずみ調査や、地震雲や生物異常行動などの宏観異常現象、歴史的書物や資料による地質調査などがあります。日本国内では、警報発令につながる様な予測の場合のみを「地震予知」と定義するよう推奨しています。これは、情報が錯綜して社会的不安や混乱の発生を抑止するために、この様に推奨されています。

宏観異常現象の信憑性は

東日本大震災を機に国民の認知度が急速に普及した、防災アイテムの緊急地震速報は、震源における断層破壊の発生をとらえ観測する事によって、発表される仕組みですので予知には含まれません。また、地震前によく観察されるといわれている、動物や植物などの宏観異常現象ですが、その多くが科学的な説明が十分にされていません。この事から気象庁や学会などでは、このような種類の前兆観測を予知に活用するのは困難であると指摘しています。また、イタリアでおきたラクイラ地震では予知情報による騒動が起きたため翌年、地震予測に関する国際検討会議が開催されて、この勧告では地震予知と呼ばれるものは2種類に区分する事が明確にされました。2区分は決定論的予知と確率論的予測です。前者は警報につながるような精度の高いもの、後者は確率で表現されて常に公表可能なものです。日本では前者のみを予知として定義しています。